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ニャンちゅう活動報告書

自由をテーマにした猫と自身の記録。

"苦痛を逃れようとすると主観が入る"

川喜田二郎(著)の『続・発想法』を読みました。タイトルは本書の287頁から引用しました。

 

著者は地理学者・文化人類学者で2009年に亡くなられました。著名な実績としてはKJ法の発明と普及があります。このKJ法というのは教育やビジネスシーンやらで、2017年になった今でも大活躍していますよね。

 

そして、このノウハウを著したのが『発想法』および『続・発想法』なのです。本書は、KJ法が世間で高評であるように、amazonレビューで高い評価を得ています。多くの人がこの本は大変価値があると言っているわけです。

 

僕も、例に漏れずそれらのレビューに大いに賛成です。・・・しかし、どうしても一つだけ言いたいことがあるのです。

 

そう、川喜田二郎の本はとにかく読みづらい!

 

「本として高い価値があるのに、本として非常に読みづらい」そんな気持ちの板挟みにさせるような、少々きわどい本です。

 

あまり突っ込んでも仕方ないのですが、理由もなく批判するのも嫌なので具体的に読みづらい点をいくつかあげます。

 

  1. 使用される言葉が統一されていない
  2. なぜか説明されない箇所が結構ある
  3. 内容が飛ぶ
  4. 内容が飛ぶにもかかわらず予告がない

 

などです。

 

この本に関して言えば、KJ法のやり方とW型問題解決モデル(第1図、第22図)を理解しておけばOKだと思います。因みに、W型問題解決モデルをこなそうとするとBS(ブレーン・ストーミング)とPERTが必要になってきます。このモデルはBS → KJ → PERT と順に達成することで価値があるものであり、重要度の比重はそれぞれ均一に近いと考えられます。しかしながら、BSはともかく、PERTの学習コストはかなり高いです。そのあたりは留意しておく必要があるでしょう。

 

さて、さんざん扱き下ろしてしまいましたが、著者の思考に真髄に近づく度、発見や感動があるのは確かです。間違いなくこのKJ法は大きな力をもち、問題解決プロセスにおいて重要な役割を果たしてくれます。

 

自分も色々と構想を練っているのですが、この本を読んでから考え直してみると、1ヶ月かかったことを10日程度で出来そうだなと感じています。つまり、このメソッドを使えば3倍早く構想を進められたのではないかということです。今更ではありますが、土台固めの為にもう一度、KJ法およびW型問題解決モデルを使用して考え直してます。

 

"苦痛を逃れようとすると主観が入る"

 

良い言葉ですよね。徹底的に事実に向き合ってみます。